人気ブログランキング | 話題のタグを見る

着工

申請や工事業者の手配など、ちょっと時間がかかりましたが、ようやく今日、着工しました。
8月1日の着工予定から2ヶ月ちょい...随分ロスしてしまいました。

今日は、重機の搬入と現場での打ち合わせ。
明日からは本格的に工事に入るようですが、まずは地下室があった部分の埋め戻しをします。
地盤は良好だったのですが、地下室だった部分が1mほど下がっているので、(今回は地下なしです)埋め戻さなければなりません。
すり鉢状になった真ん中の部分がどうなるか、楽しみです。
着工_b0305914_21331480.jpg

沢山預かったサンプルです。
これから、次々と屋根やら壁やら窓やら...を、選んで行く作業が始まります。
これもまた、予算とにらめっこです。

お引っ越しを理由に、このところずっとお裁縫を封印していましたが、娘のぽんちゃん(10歳)のおねだりで思い腰をあげて、ハロウィンの衣装をチクチク...。
久しぶりにユザワヤへ行ったら楽しくて、アレコレ買ってしまいました。
着工_b0305914_2140854.jpg

これで、あの人に変身したいそうです。
た、大変だ!
# by outi-san | 2013-10-10 21:46 | 工事のこと

起工式

建物の撤去も無事に終わり、工事に入る前にお祓いをすることになりました。

浅草生まれの義母は、方位やお日柄、お祓いなどにすごくこだわるので(私の実家は無宗教でした)義母の強い希望もあって、お祓いをお願いをしました。

でも夫は仏教徒なので、神式ではなく仏式でやりたいそうです。
通常は神式の地鎮祭を行うのですが、調べたら仏式で起工式というものがあるらしいという事がわかり、菩提寺に聞いてみました。

いままで2回しか頼まれた事がないそうですが、お引き受けいただけるとのこと。
何をしたら良いのか全くわからず、用意するお供物などを細かに相談しながら準備をしました。

そして当日。
方丈様を車でお迎えにあがり、現場にお連れししてセッティング。
工務店の方が用意してくださった『地鎮祭セット』を組み立てて、色々儀式に必要な物を並べていきます。
起工式_b0305914_20512229.jpg


そして法要です。
葬儀や彼岸会などの法要と同じく読経があり、お焼香もあります。
お酒やお米をまいたり、砂の山に鍬入れ(大きな声で「エイ!」と言うそうです)もしました。
最後のクライマックス(!?)には、折本になっている教典をパラパラパラーっと勢い良くめくり、土地を清めていきます。
沢山ある教典を読経したのと同じ意味になるそうです。

とても厳かで、清々しい気分になり、これで安心して着工できそうです。
起工式_b0305914_20512773.jpg

# by outi-san | 2013-10-01 20:55 | 工事のこと

取り壊し

無事にお引っ越しも終わり、取り壊しの準備に入りました。

同時進行で測量を済ませ、設計はドンドン進みます。
構造計算等が済み、役所への届け出を待つのみ。

取り壊しの前に、ご近所へご挨拶にいきました。
みなさん60年近く前に分譲地で売りに出た時に買われている方で、長いおつきあいです。
この区画で一度も建て直していないのはウチだけだそうで(増改築はかなりしていましたが)、最後の1件として、昭和の色濃く残されたままでした。
取り壊し_b0305914_15255330.jpg



そこで問題が起こりました。
隣接している方が、「おたくはウチの敷地に、はみ出している」と、おっしゃるのです。
「ウチが境界地に建てた塀は、30〜50cm下げて建てているので、塀がおたくの敷地だと思っては困る」とのこと。
なにせ区画割りは昭和30年代以前のこと。
当時の土地登記は今ほど厳しくなく、はっきりとした境界に関する登記がないそうです。
もし本当にウチがはみ出していて土地の面積や形状が変わってしまうなら、建物の設計や構造計算など、すべてやり直しになってしまいます。

どーしたものか...。
そこでもう一度境界測量というものをやり直すことになりました。
その為にはまず、建物の取り壊しが優先です。
(途中、取り壊し作業の確認に行ったら、前半分が撤去されていて、ドリフの舞台装置みたいになっていました。おばあちゃんが見たら切なくて泣いてしまうかも...と、思いながらも♪チャンチャカチャンチャン♪なんて舞台転換のテーマ曲を一人思い出し、クスリとしてしまいました。)

取り壊しが終わった時点で、先方と私たち立ち会いの元で測量士さんが確認作業をしてくださいました。
で、境界近くを1mほど掘ったら、出てきました!しっかりとした大谷石の境界が!!
土地の分譲の際、今ではコンクリなどで敷地の区画割りをするのですが、当時はぜいたくに大谷石を使っていたようで、はっきりと境界壁に沿うように埋まっていました。

うーん、今となっては何故「敷地をはみだしている」などと思っていたのか、さっぱり分からなくなってしまったのですが、測量技師の方にお話を聞いたところ、土地の相続や代替わりのときはよくある話だそうで、思い込みや勘違いなどもかなりあるそうです。
その時代の登記だと、「あの木からこの木まで」なんて事もあるそうで、木が大きくなったり、枯れてしまって境界が分からなくなっている事も多々あるそう。
数センチの違いが数百万の資産価値の違いになるので、シビアなのはわかりますが、そのせいで役所の届け出が1ヶ月遅れ、お盆も重なっていたこともあって更に2週間...。
大幅な工期の遅れとなりました。

仮住まいが長くなりそうです。
取り壊し_b0305914_15261557.jpg


※急に思い立ってブログを始めたので、記事と関係ない写真ばかりですみません...。
なんか写真でもないと寂しいかなーと思って、家のあっちこっちでシャッター切ってます。
# by outi-san | 2013-09-30 15:33 | 工事のこと

おじいちゃんの引っ越し

我が家が無事に引っ越しを終え、1ヶ月後。
いよいよ建築現場となる義父母宅の引っ越しが始まりました。

60年近く住んでいたので、とにかく物がいっぱい!!
地下1階地上3階の8LDKは、ほとんどおじいちゃんの荷物で埋め尽くされています。
どこから手をつけたらいいものやら...。
これからおじいちゃん達に住んでもらうのは、私たちが今まで住んでいた家で、これまでの1/3以下のスペースになります。

おじいちゃんは、もともと学校の先生で、多趣味。
今でも木工や工芸品を教える仕事をしたり、文学の研究も続けているので書籍の量も半端ありません。
80歳を越えた今もバイクを操り、どこでも出かけて行くタフなおじいちゃん。
私たちには不用品にしか見えない壊れた物も、おじいちゃんにとっては宝物。
確かにお宝だったり、見る人が見ればレアものだったりもするのですが、キリがありません。
ほとんど手の付けられない日々が続きます。
(最終段階に入って和室の畳を上げたら、その下にも部屋が...!アンネ・フランクの隠し部屋かと思いました。もちろん荷物がギッシリです。夫は子どもの頃の鉄道模型が見つかった!と、大喜びでした...)

おばあちゃんは、「もう全部捨てちゃって。生活に必要な物しかいらないわ」と、悟りを開いていましたが、おじいちゃんはそうはいきません。
たぶん私は『なんでも捨てちゃう悪魔』に見えたのではないでしょうか。

沢山の方に食器や本、雑貨などをもらいに来ていただいたり、未使用の物はバザーや慈善団体に寄付したり...。それでも荷物は減っていきません。

私たちだけではどうにもならなくて、業者さんにも手伝ってもらって、ほぼ3週間付きっきりで片付けをお願いしました。
こういうときは、身内より他人の方が感情的にならずに出来るので、いいのかも知れませんね。
でもこの業者さん、引っ越しも手伝っていただいている方ですが、おじいちゃんの話を良く聞いてくれて、根気よくそして心に沿うような仕事をしてくださいます。

行程を3回ほどに分けて、何とか寝る場所と飲食が出来る場所の確保をして、残りは少しずつ片づけながら、義父母宅の引っ越しが無事に終わりました。

そして、ようやく取り壊しの打ち合わせが始まりました。
おじいちゃんの引っ越し_b0305914_16575973.jpg

# by outi-san | 2013-09-29 16:58 | お引っ越しのこと

我が家のお引っ越し

14年住んだ家を引っ越すことになり、連日段ボールの山に...。
詰めても詰めても片付く様子のない我が家。
間に合わないかも...と、焦りが出てきました。

2人で暮らし始めたときはさほどなかった荷物も、子ども達が生まれ、いつの間にか荷物でいっぱい!
私が学生の頃に使っていたノートや思い出の物も、この際だからと、かなり処分しました。
(普通は実家に置いてあって、里帰りの際に「懐かしいね」なんて眺めたりするのでしょうけれど、何せ実家は合理主義!お嫁に行く時にすべての私物を持たされました...)

でも、子ども達が描いた絵やお手紙、工作は捨てられない物ですね。
つい、保育園の手帳などを見始めてしまうと、2時間もロスに!
思い出の品の片付けは危険ですね。

できるだけ長い休みの間にと、ゴールデンウイークを選びました。
今回の引っ越しでは、駅で七つ離れたところに仮住まいです。
子ども達はこの期間転校はぜずに、電車で通学する事にしました。

ゴールデンウイークの初日、大きなトラックが我が家の前に着いて、荷物の運び出しです。
引っ越し業者さんは、お友達の紹介してくれた方で、とにかくタフ!そして、どうやったら安く上げる事ができるかを考えてくださるのです。
昨年冷蔵庫が壊れて、2階のキッチンに運び込む時にはクレーンで吊り上げたのですが、今回はクレーン無しで、ドアを外した状態でベランダ下にスタンバイしていたトラックの屋根に一度乗せ、そこから下に降ろすという離れ業をしてくれました。

お陰で何とか1日でほとんどの荷物を運び出す事ができて、夜には仮住まいのお家に収める事ができました。

狭小3階階段だらけ、3階は天井が北側斜線で切られて低かったり、1階は冬は冷蔵庫みたいに寒かったし、夏の3階は地獄の茹で釜みたいでしたが、沢山の思いでが詰まった我が家...。
娘達にとっては生家です。
寂しくて、チビのポンちゃんは前日に泣きながらお手紙を書いていました。
「おうちさんへ これからはなれてくらすけど、だいすきだよ」
ちょっと切なくなりましたが、ちゃんとお別れできたようです。
我が家のお引っ越し_b0305914_2045286.jpg

しばしの仮住まい、ここでも快適に過ごせるようにしています。
# by outi-san | 2013-09-27 20:51 | お引っ越しのこと