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取り壊し

無事にお引っ越しも終わり、取り壊しの準備に入りました。

同時進行で測量を済ませ、設計はドンドン進みます。
構造計算等が済み、役所への届け出を待つのみ。

取り壊しの前に、ご近所へご挨拶にいきました。
みなさん60年近く前に分譲地で売りに出た時に買われている方で、長いおつきあいです。
この区画で一度も建て直していないのはウチだけだそうで(増改築はかなりしていましたが)、最後の1件として、昭和の色濃く残されたままでした。
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そこで問題が起こりました。
隣接している方が、「おたくはウチの敷地に、はみ出している」と、おっしゃるのです。
「ウチが境界地に建てた塀は、30〜50cm下げて建てているので、塀がおたくの敷地だと思っては困る」とのこと。
なにせ区画割りは昭和30年代以前のこと。
当時の土地登記は今ほど厳しくなく、はっきりとした境界に関する登記がないそうです。
もし本当にウチがはみ出していて土地の面積や形状が変わってしまうなら、建物の設計や構造計算など、すべてやり直しになってしまいます。

どーしたものか...。
そこでもう一度境界測量というものをやり直すことになりました。
その為にはまず、建物の取り壊しが優先です。
(途中、取り壊し作業の確認に行ったら、前半分が撤去されていて、ドリフの舞台装置みたいになっていました。おばあちゃんが見たら切なくて泣いてしまうかも...と、思いながらも♪チャンチャカチャンチャン♪なんて舞台転換のテーマ曲を一人思い出し、クスリとしてしまいました。)

取り壊しが終わった時点で、先方と私たち立ち会いの元で測量士さんが確認作業をしてくださいました。
で、境界近くを1mほど掘ったら、出てきました!しっかりとした大谷石の境界が!!
土地の分譲の際、今ではコンクリなどで敷地の区画割りをするのですが、当時はぜいたくに大谷石を使っていたようで、はっきりと境界壁に沿うように埋まっていました。

うーん、今となっては何故「敷地をはみだしている」などと思っていたのか、さっぱり分からなくなってしまったのですが、測量技師の方にお話を聞いたところ、土地の相続や代替わりのときはよくある話だそうで、思い込みや勘違いなどもかなりあるそうです。
その時代の登記だと、「あの木からこの木まで」なんて事もあるそうで、木が大きくなったり、枯れてしまって境界が分からなくなっている事も多々あるそう。
数センチの違いが数百万の資産価値の違いになるので、シビアなのはわかりますが、そのせいで役所の届け出が1ヶ月遅れ、お盆も重なっていたこともあって更に2週間...。
大幅な工期の遅れとなりました。

仮住まいが長くなりそうです。
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※急に思い立ってブログを始めたので、記事と関係ない写真ばかりですみません...。
なんか写真でもないと寂しいかなーと思って、家のあっちこっちでシャッター切ってます。
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by outi-san | 2013-09-30 15:33 | 工事のこと

おじいちゃんの引っ越し

我が家が無事に引っ越しを終え、1ヶ月後。
いよいよ建築現場となる義父母宅の引っ越しが始まりました。

60年近く住んでいたので、とにかく物がいっぱい!!
地下1階地上3階の8LDKは、ほとんどおじいちゃんの荷物で埋め尽くされています。
どこから手をつけたらいいものやら...。
これからおじいちゃん達に住んでもらうのは、私たちが今まで住んでいた家で、これまでの1/3以下のスペースになります。

おじいちゃんは、もともと学校の先生で、多趣味。
今でも木工や工芸品を教える仕事をしたり、文学の研究も続けているので書籍の量も半端ありません。
80歳を越えた今もバイクを操り、どこでも出かけて行くタフなおじいちゃん。
私たちには不用品にしか見えない壊れた物も、おじいちゃんにとっては宝物。
確かにお宝だったり、見る人が見ればレアものだったりもするのですが、キリがありません。
ほとんど手の付けられない日々が続きます。
(最終段階に入って和室の畳を上げたら、その下にも部屋が...!アンネ・フランクの隠し部屋かと思いました。もちろん荷物がギッシリです。夫は子どもの頃の鉄道模型が見つかった!と、大喜びでした...)

おばあちゃんは、「もう全部捨てちゃって。生活に必要な物しかいらないわ」と、悟りを開いていましたが、おじいちゃんはそうはいきません。
たぶん私は『なんでも捨てちゃう悪魔』に見えたのではないでしょうか。

沢山の方に食器や本、雑貨などをもらいに来ていただいたり、未使用の物はバザーや慈善団体に寄付したり...。それでも荷物は減っていきません。

私たちだけではどうにもならなくて、業者さんにも手伝ってもらって、ほぼ3週間付きっきりで片付けをお願いしました。
こういうときは、身内より他人の方が感情的にならずに出来るので、いいのかも知れませんね。
でもこの業者さん、引っ越しも手伝っていただいている方ですが、おじいちゃんの話を良く聞いてくれて、根気よくそして心に沿うような仕事をしてくださいます。

行程を3回ほどに分けて、何とか寝る場所と飲食が出来る場所の確保をして、残りは少しずつ片づけながら、義父母宅の引っ越しが無事に終わりました。

そして、ようやく取り壊しの打ち合わせが始まりました。
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by outi-san | 2013-09-29 16:58 | お引っ越しのこと

我が家のお引っ越し

14年住んだ家を引っ越すことになり、連日段ボールの山に...。
詰めても詰めても片付く様子のない我が家。
間に合わないかも...と、焦りが出てきました。

2人で暮らし始めたときはさほどなかった荷物も、子ども達が生まれ、いつの間にか荷物でいっぱい!
私が学生の頃に使っていたノートや思い出の物も、この際だからと、かなり処分しました。
(普通は実家に置いてあって、里帰りの際に「懐かしいね」なんて眺めたりするのでしょうけれど、何せ実家は合理主義!お嫁に行く時にすべての私物を持たされました...)

でも、子ども達が描いた絵やお手紙、工作は捨てられない物ですね。
つい、保育園の手帳などを見始めてしまうと、2時間もロスに!
思い出の品の片付けは危険ですね。

できるだけ長い休みの間にと、ゴールデンウイークを選びました。
今回の引っ越しでは、駅で七つ離れたところに仮住まいです。
子ども達はこの期間転校はぜずに、電車で通学する事にしました。

ゴールデンウイークの初日、大きなトラックが我が家の前に着いて、荷物の運び出しです。
引っ越し業者さんは、お友達の紹介してくれた方で、とにかくタフ!そして、どうやったら安く上げる事ができるかを考えてくださるのです。
昨年冷蔵庫が壊れて、2階のキッチンに運び込む時にはクレーンで吊り上げたのですが、今回はクレーン無しで、ドアを外した状態でベランダ下にスタンバイしていたトラックの屋根に一度乗せ、そこから下に降ろすという離れ業をしてくれました。

お陰で何とか1日でほとんどの荷物を運び出す事ができて、夜には仮住まいのお家に収める事ができました。

狭小3階階段だらけ、3階は天井が北側斜線で切られて低かったり、1階は冬は冷蔵庫みたいに寒かったし、夏の3階は地獄の茹で釜みたいでしたが、沢山の思いでが詰まった我が家...。
娘達にとっては生家です。
寂しくて、チビのポンちゃんは前日に泣きながらお手紙を書いていました。
「おうちさんへ これからはなれてくらすけど、だいすきだよ」
ちょっと切なくなりましたが、ちゃんとお別れできたようです。
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しばしの仮住まい、ここでも快適に過ごせるようにしています。
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by outi-san | 2013-09-27 20:51 | お引っ越しのこと

おうちを作ります3

(前回から続く)
プランボックスでの設計は、ます『ライフカルテ』の記入から始まります。

ここに、家に何を求めているか?どんなイメージか?ここでどう過ごしたいか?などを約40ページ近くに渡って書き込みます。
コレがこの先の設計の基盤になるのです。

ずっと温めていたイメージや、雑誌の切り抜き、家に対する思いを書き込んでいきました。
それを元に、6つほどの初期設計を書いていただきました。

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ひとつひとつに、私たちがそこで暮らしたときのストーリーが書き込まれていて、どれもステキ!
その中から一つを選ぶのではなく、それぞれのプランの「ここがすき」「これをいれたい」「これを南側に移動させたい」など、組み替えてさらにプランを練り上げます。

元々間取り図が好きだった私には何とも楽しい作業で、プランボックスさんに『設計用紙』をいただいて、自分で間取りを書き始めました。
すると、マスの数で何畳の部屋とか総坪数がいくつとか、持っている家具のサイズに合わせた配置などが手に取るように分かるのです。

でも自分で作った物は、もちろんとても大きな豪華な設計...。
予算は軽く数千万単位でオーバーです。

その中から本当に必要な物、どうしても欲しいもの、欲しいけれど他で代用できそうな物、あったら嬉しいけど必要じゃないもの、いらないものと、仕分け。
ゴテゴテだった太ったおばさんは、すっきりスリムな女性へと変身していきます。

そして最終的なプランが出来上がり、パースや立体模型でしっかりとしたイメージを掴んで、あとは細かな調整。
ようやく『理想の家』の元ができました。
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by outi-san | 2013-09-27 09:48 | 初めに

おうちを作ります2

(前回から続く)
今回お世話になることになったのは、プランボックスさん
ナチュラルでシンプルな家作りでとても人気の設計事務所です。

敷居が高いんじゃないかしら?もう予約いっぱいで無理じゃない?なんて夫と話していましたが、思い切ってお電話してみたら「一度いらしてください」とのこと。
もしかして、チャンスかも!

さっそくその週末にお伺いしてお話しさせていただきました。
とても素敵なペントハウスの屋上にある事務所で、入るなり「コレコレ!」と感心するようなコンサバトリー、こんなのが作りたいいんです〜。
気さくなお二人は、私たちの家への思いやこだわりを丁寧に聞いてくださって、「ぜひ作りましょう」と、言ってくださいました。

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そこからなぜか一年...。
相談しただけで、もう建ってしまった気分になってしまったのか、まるまる1年寝かせてしまいました...。

そして、1年後。
イメージばかりが膨らんだ頭を抱えて、再びプランボックスさんへ。
ついに設計が始まりました。
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by outi-san | 2013-09-27 09:09 | 初めに

おうちを作ります1

実家は借家派で、3人姉妹の私たちは「いつかみんなお嫁に行っちゃうのだから、持ち家があってももったいない」と、合理的な両親の元で育ちました。
私たちが成長するにつれて大きな家に引っ越したり、一人また一人とお嫁に行くにつれ、小さな家に引っ越し、現在2人暮らしの両親は、とても小さなアパートに必要最小限の荷物でシンプルに暮らしています。
今ならそれはそれで素敵だと思えますが、小さい頃は持ち家のお友達が羨ましくてしょうがなかったです。

いつも家具屋さんの新聞広告が手に入ると、自分の気に入った家具をチョキチョキ切り抜き、『理想の家』を紙に貼付けて遊んだり、もう少し大きくなると不動産広告の間取りを眺めて、これまた『理想の家』の妄想にふけったり...。
18歳で初めて個室もらえた時は、嬉しくてインテリア雑誌をいっぱい切り抜きアイディアを実践したり、カーテンも自分で縫って、古いベッドもヤスリをかけてきれいにしたりと、部屋作りを満喫しました。

夫と2人暮らしを始めたときは、小さなアパートでしたが憧れのソファー生活!自分の好きな家具に囲まれる幸せに浸りました。
その後、縁あって近くに分譲住宅を買う事ができて、そこでも日々インテリアの理想を追い求めていました。
トイレには大好きなインテリアショップのカタログを置き、夢を膨らませる日々。
そのうち子どもが生まれ、あれよという間に2児の母。
その間に、在宅で仕事をしてみたり、PTAにどっぷりはまってみたり...。
大きいと思っていた家が、いつの間にか子ども達の成長と共に手狭になってしまいました。

そこで以前からちょくちょく話には出ていたのですが、なかなか切り出せなかった、夫の実家を建て替えることになりました。
夫の実家は築60年近くで、私たちの家から歩いて10分程度。
昔は下宿をしていた事もあるそうで、比較的大きな家に義理の両親が2人で暮らしています。
南側道路の向こうは小学校という事もあって日当りはいいし、とても落ち着いたところですが、駅からは少し距離があるので、駅徒歩3分の私たちの家と交換する事にしたのです。

長年の夢を叶えられる!

もう、夢中になってインテリアや建築の雑誌をめくり、妄想『理想の家』を脳内シミュレーション!
理想はあるけど、どうしたらいいの?

そこで、夫が以前から気になっていた、素敵な建築を雑誌などで発表されている個人事務所を調べてみたら、なんと夫の実家(建築現場)から歩いて2〜3分のところに!
これは何かの引き合わせだ!と、さっそく連絡してみました。
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by outi-san | 2013-09-26 15:39 | 初めに